BLOG

2020/06/20

業界ランキング!

こんにちは所長です!

日に日にコロナ前に戻ってきたと感じております。

理由は、満員電車です!

学生さんが稼働することでこんなにも違うのか、と思い毎日出勤しております!
元通りに戻るというよりは、withコロナで、常に意識ある一人一人の行動が大切だと思います(*^^*)

今回あげる業界ランキングは【人で不足業界ランキング】です!

どの業界も人で不足だと耳にする世の中ですが、厚生労働省が発表している有効求人倍率のデータ(2019年・2020年分)から、人手不足の業界や職種をランキング形式で取り上げます!

①建設・建築・土木業界

2019年11月の調査で、建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は「7.34」。
およそ7件の募集に対して1人の応募があるということで、かなり人手不足が深刻です。

建設・建築・土木業界の仕事には高度な専門技術が必要である反面、俗に「土方」と呼ばれるなど若年層からのイメージが良くないといった理由で人手不足が進んでいます。
また、リーマンショックで建設需要が低下し、その時に仕事が無くなって建設業界を離れた人材が戻っていないことも人手不足の原因です。

②運送・流通業界

運送・流通も、人手不足が問題となっている業界です。
2019年11月のデータでは、運輸・郵便事務の有効求人倍率は「3.66」、自動車運転の職業は「3.28」となっています。

運送・流通業界については、ネットショッピング等の需要拡大に運送・流通業界側が追いついていないことが人手不足の理由です。
業界の規模自体は拡大していて将来性は高いものの、急スピードで仕事量が増加していて人手の確保が難しい状況となっています。

③医療・介護福祉業界

医療・介護福祉業界も、人手不足が進んでいます。医師・薬剤師の有効求人倍率は「4.66」。
介護サービスの有効求人倍率は「3.75」、保険医療サービスは「3.32」で、医療・介護業界は職種を問わず、需要の1/3~1/4ほどしか人材が確保できていません。

これは、少子高齢化の進行により、医療や介護の需要が高まっているため。
さらに、専門的な技術や知識が必要な職種なので、人材の育成規模にも限りがあることが原因です。

人手不足の原因と今後の見通し

日本の人手不足の主な原因は、以下の3つが挙げられます。

・少子高齢化による労働人口の減少
・働き方改革
・景気・労働環境の悪化

厚生労働省が行なった2020年2月の調査では、全業界・全職種の有効求人倍率平均は「1.34」。
1.00を割っている職種もあるにはありますが、現在の日本は全体的に人手不足なのです。
ここまで進んでしまった少子高齢化は、なかなか挽回できるものではありません。
もし今後出生率が上がったとしても、効果が出るのは数十年後になるでしょう。
基本的に、日本国内の人材のみで人手不足を解消するのは難しいです。

人材不足の業界が行える、6つの対策

外国人・高齢者・育児中の女性の雇用
・賃金アップ
・長く働いてもらえる労働環境作り
・業務の効率化・自動化をすすめる
・事業の成長可能性を高める
・求人方法の見直し

皆さんの勤めている企業や、もしくは経営者の方
どのような対策をしていますか?
何もしてないことほど怖いことはありません。
今回はあくまでデータベースの話ですが、今後のリスクヘッジのために参考になれば幸いです。

ではまた(=゚ω゚)ノ